これが、俺からの贈り物だ。
新横浜駅前のドトールにいる。ごちゃまぜの家とAgapeを解散させ、年の瀬感がすごい。今年も残り1ヶ月だが、気分は新年だ。樹木希林の娘、内田也哉子は父の葬式で「Fuckin'Yuya Uchida, don't rest in peace. Just Rock'n Roll」と言った。Agapeを解散させ、新しいバンドを結成した。名前を『THE...
View Article逃げてるだけじゃねえか。
新横浜駅前のドトールにいる。逃げてるだけじゃねえか。そう言われても、ビクッとしない日々を。逃げてないか。置きにいっていないか。自分に問いたい。言いたいことを言い、書きたいことを書く。結果、しっかりと嫌われる。いろいろな言葉を浴びるが、誤解を招きながら言うと「それは、全部、お前の話だろ」と思う。俺が嫌いなんじゃなくて、自分の中にある醜悪な部分を、認められないだけだろう。...
View Articleわたしを忘れないで。
新横浜駅前のドトールにいる。奇跡のリンゴで有名な木村秋則さんに、歯はない。無農薬でりんごを作る過程で、極度の経済苦に見舞われ、歯を治療する金もなかった。木村さんは、酒で感覚を麻痺させて、自分で歯を抜いた。りんごが実った今でも、木村さんに歯はない。なぜ、そこまでして歯を入れないのか。木村さんは「昔(つらかったときのこと)を忘れたくないから」と言う。自分への、戒めとして。...
View Article音楽をやりたい訳ではない。
新横浜駅前のドトールにいる。昨夜、吉祥寺でLIVEがあった。三組の演者が出た。他の二組を見ながら「ああ、音楽をやっているなあ」と思った。俺は、音楽をやりたい訳じゃないんだな。そう思った。音楽を使って、坂爪圭吾という存在を晒したいだけなんだな。そう思った。震わせているのは、声帯ではなく、心臓だ。今日から土星が山羊座の位置に行くらしい。山羊座は「I use...
View Articleできるできないじゃない、やりたいが勝つ瞬間。
心斎橋のドトールにいる。誰かに泣き言を言いたくなる夜がある。が、言っても仕方ないよなと思う自分も、同時に存在する。そういうときは、文章を書く。あるいは、一人で延々と歩き続ける。神様に語りかけるように、書いたり、話したり、する。生きている人には話せないことがある。言えば、泣き言になるから。言えば、愚痴になるから。そういうとき、神様の存在は、とても役に立つ。役に立つという言葉は不謹慎か。とても、力になる...
View Article人生とは、自分を楽しませることである。
表参道駅前のドトールにいる。昨日、壇珠さんとのトークイベントで「自分も文章を書きたいのだが、書いているうちに何が言いたいのかわからなくなったり、ひとにどう思われるかが気になって書けなくなることがある。坂爪さんは、どうやって書いているのですか?」と問われた。私は、自分を楽しませるために書いている。お客様満足なんて言葉もあるが、世界でいちばんのお客様は自分だと思う。書きながら、自分が楽しくなれる文章を書...
View Article死ぬことに、護られている。
鎌倉駅にいる。音楽をはじめてから「彼はミュージシャンなのよ」と言われる。別に嫌じゃないが、微妙だな、とは思う。彼はミュージシャンだと言われるより「彼はミュージックだ(He is music)」と言われた方が腑に落ちるし、なんなら「私たちは音楽だ(We are...
View Article虫けらのように生きても、春は来る。
新横浜駅のドトールにいる。自分探しという言葉がある。あるいは、自分ブランディングなんて言葉もある。私は、この、どれにも馴染むことができない。自分とは、探すものでもなければ、築くものでもない。それは、きっと壊すものだ。これが自分だと思っていたものを、壊すこと。それは、古い自分を一回殺し、新しい自分に生まれ変わること。ああ、こんな自分がいたのか、と。おお、こんな自分もいたのか、と。新鮮な驚きと共に過ごす...
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